ヘルプ

2023_0114_144051_三哲操車場

写真: 2023_0114_144051_三哲操車場

写真: 2023_0114_144038_三哲操車場

三哲操車場の上空は京都市下京区の区役所総合庁舎になっており、一階と中庭がバスの操車場になっています。道路からはのぞき込まないと中の様子はよく解りませんが、割と頻繁に京都駅との間で回送のバスが出入りしています。

この場所は嘗ては京都市電の前身、京都電気鉄道が明治37年に開設した三哲車庫の跡地になります。京都駅〜西洞院通〜東堀川通〜北野天満宮を結ぶ北野線のねぐらになっていました。
北野線は京都市電に吸収合併後も開業当初の狭軌で小型電車のまま残され、昭和36年まで営業運転されていました。
そのときの電車は平安神宮の神苑内に廃止当時の姿で静態保存されているほか、
http://photozou.jp/photo/show/251552/195020789
梅小路公園では開業当時の姿に改装されて動態保存されています。
http://photozou.jp/photo/show/251552/256399902
また北野線は市電としては廃止されましたが、今でも京都市バス50系統の京都駅〜北野天満宮間がほぼそのままトレースしており、
http://photozou.jp/photo/show/251552/196590669
京都電気鉄道の開業から通算すると120年間続く伝統ある路線になります。
途中、二条城、北野天満宮を通るので観光客の利用も多い路線ですが、他の二条城や北野天満宮を目指す系統が堀川通・今出川通など主要な大通りを通るのに対して50系統は西洞院通、上立売通など狭い道を通るのは、これが理由です。

アルバム: 公開

お気に入り (3)

3人がお気に入りに入れています

コメント (4)

  • キューチャン

    テルさん
    ☆ありがとうございます。

    2023年1月18日 21:46 キューチャン (36)

  • キューチャン

    がんちゃんさん
    ☆ありがとうございます。

    2023年1月18日 21:46 キューチャン (36)

  • kame

    50系統は市電北野線のルートなのですね〜 十数年前、退職と同時に京都に移住したので まず通ったのが西陣ハローワークでした。大宮中立売にあるのですが バスの本数が少ないので一度も乗ったことがなく、いつも堀川中立売から歩きました。50系統って たまたま乗ったことはありますが ないと困るという路線でもなく・・でも記念?に残しているのかしらん?

    2023年1月19日 09:27 kame (12)

  • キューチャン

    kameさん
    ☆とコメントありがとうございます。
    やはり公共性を謳っている公営バスなので、減便はともかく廃止するとなるとなかなか難しいのでしょうね。
    市バスは毎年路線ごとに採算を公表してますが、50番は途中の二条城や北野天満宮までの利用者に支えられてだと思いますが、路線単位でみると、黒字ではないがまだ採算のいい方の路線(コロナ前の営業係数109)なので、これを止めるとなると、もっと危なそうな路線(150や200を超える路線もたくさんある)から我も我もと反対が噴出しそうですね。
    ちなみに
    京都駅〜二条城でルート違い(堀川通を経由)の9番や
    京都駅〜二条城〜北野天満宮でルート違い(烏丸〜四条〜堀川〜今出川を経由)の101番は
    コロナ前で言うと営業係数70〜80の優良路線になっています。
    この数字を見てると、メインストリートを外れるということは重荷になり、
    観光スポットを通るのはとても追い風になるように見えますね。

    2023年1月19日 21:45 キューチャン (36)

コメントするにはログインが必要です。フォト蔵に会員登録(無料)するとコメントできます。